Valle del Oro – 合宿 –

Valle del Oro – 合宿 –

ここホワイトホースでは、既に雪が積もり気温も氷点下。長い長い冬が始まりました。

その前に、2015年の最後の追い込みということで、雪が降る前に20日間、合宿に行ってきました。

行き先は、通称Golden Canyon。知る人ぞ知る、ホワイトホース最大の秘境です。アクセスの悪さと、ルートがあまり整備されていないことから、週末や連休等、まとまった時間が取れないとなかなか来ることが難しいので、テントと二週間分の食料を持って、岩場に籠りました。

この岩場の素晴らしいところは、延々と続く長い谷の面に、自然なままの形で残されている綺麗なクラック(岩の割れ目)が無数にあり、未だ、谷の最後まで行ったことはありません。地元のクライマーからの情報も限られています。

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今回、この合宿では、クラックを登るために必要なプロテクションのセットの練習とクラッククライミングの基本的な動き、そして、人の手のあまり加えられていない、手付かずの岩場で時間にとらわれずに楽しむことを目標にしました。

普段僕が一緒に登っているパートナーは仕事で忙しいということで、単独でキャンプイン、そこから徒歩15分で実際の岩場に到着です。

ロープワークに関しては、事前にたくさんの経験あるクライマーからSolo top ropingのやり方を教えてもらい、実際に近くの岩場で練習をしました。

まずは、かなり遠回りして一番上まで行き、トップアンカーをセットした後、ロープのちょうど半分のところで、ダブルフィギアノットを作りカラビナに取り付けます。そこから懸垂下降で一番下まで降り、Petzl社のGriGriと同じくPetzl社のMicro Traxionをそれぞれハーネスに縛り、ロープを通して準備完了です。ロープの末端をまとめておくと、登って行く時に楽かもしれません。実際に登る時は、2メートル進むごとにスリップノットを作り、二つの器具が正常に作動しない場合に備えました。

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この合宿では、技術的な面のみならず、一人で登るということで、安全面に特に気を使って取り組みました。結果、無事に何のトラブルもなく帰ってくることができたのですが、調子に乗らず、より安全に対する意識を強く持って、これからもクライミングを楽しみたいと思います。

雪が溶けて、来春、またここに戻ってくるのが楽しみで仕方ありません。

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立野 尊士

1986年、北海道旭川市出身。2008年にアラスカからコロンビアのボゴタへ、3年間をかけて約20,000kmを自転車で走破。その間に、メキシコで地元のタコス屋や、サイクリングショプで手伝いをしながら一年間過ごす。2013年に、自転車でアメリカ横断している時に、クライミングで有名なジョシュアツリーと出会う。彼との出会いによってクライミングに目覚める。 現在カナダ、ユーコン州ホワイトホースでトレーニングに励む日々を送っている。「Less is more」の精神を大切にし、少ないモノの中から、本当に大切なモノを見つけていきたい。165cm, 55kgと小柄な体格を自分の武器と考え、独自のルート開拓を目指す。僕の人生全てをクライングにかける。

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